英語学習の基礎・基本
英語学習の基礎・基本の知識 は 何でしょう? 基礎力をつける方法 単語 文法
英語が嫌いだった
私は英語が嫌いだった。苦手だった。しかし高校2年から海外のアマチュア無線の相手と交信するようになってから聞くこと話すことがとても好きになった。今、英語教師をしているのは当時16万円もする無線機を買ってもらったからだと言っても過言ではない。
中学初めての授業は最先端の授業
中学時代大変おもしろい体験をした。今でも30数年前の中学1年の最初の授業を鮮明に覚えている。それは5時間目だった。チャイムとともに白髪の老人がテープレコーダーを持って入ってきた。彼は最初から最後まで日本語を話さなかった。最初は面白がってみんな目が輝いていた。しかし、来る日も来る日も彼は日本語を話さなかった。Yes, I am. と Yes, I do.の違いも、徹底したパターンプラクティスで違いに気がつかせる方法を取っていた。当時パターンプラクティスが全盛の頃であったことは後から知ったことであったが、彼は最先端のDirect Method 系の授業を行っていたのである。しかし、徐々に英語嫌いは確かに増えていったのは事実であった。
文法知識ゼロの自分
彼に習うと英語がわからないという声が父母の間からあがっていた。かなり有名な話だった。実際、自分は中学1年、2年、をその先生に習い、3年生で Grammar Translation Method の先生に習った。夏休みの2週間ほど前に授業中「オオツカ君、現在進行形の作り方は?」と聞かれ「 えー ing がつきます」しか答えられなかった。そして時を同じくして兄に英語を質問したところ「3人称単数だろ、だから s がつくんだぞ! わかるか?」と聞かれ「知らない」と答えると「おまえ3年生だろ、やばいわ!」と言われ、初めて自分に文法の知識が無いことに気づかされものすごいショックを受けた。
テストはある程度できていた
だからといって私は英語はある程度の点数はとれていた。苦手意識はあったがまるでだめではなかった。自分は1,2年の英語だけで進められる英語は嫌いではなかった。ほかの多くの生徒が飽きていったが、自分は耐えることができた。その2年間で英語を英語で理解できる英語回路ができていったようだった。また、根っからの外人好きでもあった。
文法の克服
自分の壁は文法であることがわかった私は夏休み中に学研のニューコースを3年分一気に読んだ。ようやく文法の知識を理解し、自分がなんとなく感じていた英語の法則がきれいに整理された。とても安心できた夏休みだった。
嫌いな単語
単語の then when、 文法では 不定詞 が嫌いだった。どうして嫌いかというと意味がそのときそのとき違っていたからである。 then:そして、それから、そのとき、それでは の意味を繰り返して覚えてから壁を乗り越えた。
そこで英語の基礎的な力を探ってみると
語彙、文法、音声、
であると横浜国立大学の佐野先生は北海道英語教育学会おっしゃっていた。
さらに、Peter Skehan は1998年に A cognitive Approach to language learning
(Oxford)で次のものもあげている
語彙化された定型文
これは lexicalied stem または fomula と呼ばれる
また、島根県の田尻先生や富山県の中嶋先生はチャンクを大切にされている
ということは
語彙化された定型句
これらはそれぞれに違った理解と発話のプロセスに関係している
生徒がよく「先生、私英語が分からない。でも、何がわからないかわからない」という生徒が多い。彼らはみんな語彙(単語、語彙化された句・文を含む)、文法の知識が不足しているのである。
授業で大切なのはわかる授業内容とわかった気持ちにさせることが大切である!